自由な時間には母とNetflixを観てまったりしたり、家族と一緒に外食したり、リラックスできる水泳が好きとのこと。そしてルメイサさんを支え、ともに過ごす時間が長い家族も今回の世界記録認定をとても喜び誇りに思っているという。
なお現在「最も背の高い存命中の男性(tallest man living)」に認定されているのは、身長が251cmのスルタン・コーセンさん(Sultan Kösen)で、これまたトルコ出身。ギネス世界記録によると、最も背の高い存命中の男性と女性が同じ国出身であることは珍しいことで、同様の記録は2009年に中国の男女が達成している。男性は鲍喜顺さん(Bao Xi Shun)で236.1cm、女性は姚德芬さん(Yao Defen)で233.3cmだった。
ルメイサさんは「機会があればスルタン・コーセンさんにお会いしたいですね。ただ彼の高身長の原因は脳の腫瘍によるもので、ウィーバー症候群とは違うと認識しています」と述べ、「ギネス世界記録に認定されたことは誇りであり、自分がユニークであるということを改めて感じることができました。自分にとって目標を達成するためのモチベーションにもなりますし、これから人生を生きていく励みになります」と続けた。
さらに2014年にギネス世界記録の認定を受けてからは自分が特別な存在であると気づき、自身の立場を利用してウィーバー症候群のような稀な疾患についての認知度を高めることが重要だと考えるようになったことを明かし、「どんなに不利であっても、それは自分に有利なことに変えられるのです。だから自分自身を受け入れ、自分の可能性を認識しベストを尽くしましょう」と力強く語った。
ちなみにルメイサさんの前の記録保持者は2010年に233.3cmで認定された姚德芬さんだった。また確実な医学的記録のある世界一背の高い人物は、1940年に22歳で亡くなった米イリノイ州のロバート・パーシング・ワドローさん(Robert Pershing Wadlow)で、5歳で身長は163センチに達し、最後の測定では272cmだった。
画像は『Guinness World Records 2021年10月13日付「Turkey’s Rumeysa Gelgi confirmed as tallest woman living」』『Sultan KÖSEN 2021年4月17日付Instagram「Sultan Kösen,」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)