先天性の遺伝子疾患により、25歳にして身長が約202センチ(79.5インチ)ある女性が『Born Different』のインタビューを受け、自身の病気について語った。人より目立つためずっとシャイだったという女性は、16歳の時に心の変化があったという。
ウクライナの港湾都市セヴァストポリに住むリュドミーラさん(Liudmila、25)は先天性の遺伝子疾患「マルファン症候群」を患い、高身長で痩せており、腕や脚、手足の指が長い。リュドミーラさんの身長は約202センチあり、約18センチ(7インチ)ある長い首が印象的だ。
マルファン症候群は細胞と細胞を繋ぐ結合組織の異常で約5000人に1人が発症すると言われており、個人差はあるものの骨格、眼、心血管、肺などに異常が現れることが多い。 両親のいずれかがマルファン症候群の場合、子どもに遺伝する確率は50%で、患者の4人に1人は遺伝子の突然変異による発症だという。
リュドミーラさんは関節や背骨が弱いため注意が必要で、少なくとも年3回は内分泌専門医に診てもらい、腎臓や肝臓の定期的な検査を受けている。
リュドミーラさんは「異常な成長が始まったのは11歳の時で、骨が急速に伸びたことによる身体の痛みなど健康上の問題を抱えるようになったわ。14歳の時にはすでに身長が195センチもあって、周りのどの子よりも身長が高く、シャイだった。ただ16歳になると、自分の外見についてプラスに考えられるようになって、人と違うことが『カッコいい』と思えるようになったのよ」と気持ちの変化を語る。
実は姉妹であるタマラさん(Tamara)もリュドミーラさんとほとんど変わらないほど背が高いが、