レストランに併設されたクレーンゲームのぬいぐるみを欲しがる2歳の娘のため、母親は何回もゲームに挑戦したが手に入れることができなかった。隣で待っていた10歳少年に順番を譲ると、その子はぬいぐるみをゲットして女の子にプレゼントしたという。少年の優しさに「涙が出そうになった」と女の子の母親は感激している。『Liverpool Echo』などが伝えた。
英マージーサイド州セント・ヘレンズ在住のソフィ・クレハンさん(Sophie Crehan、24)は今月19日、同州ヘイドックにあるレストラン「Lymewood Farm」に息子ジョージ君(George、5)と娘フローレンスちゃん(Florence、2)を連れてディナーのために訪れていた。
同レストランにはキッズスペースがあり、ソフィさんはフローレンスちゃんを連れて遊んでいた。その隣にはクレーンゲームがあり、フローレンスちゃんは景品の紫色のぬいぐるみに一目惚れして強く欲しがったという。
娘のために一肌脱ごうとクレーンゲームに挑戦したソフィさんだったが、3回ほどトライしたものの全て失敗してしまった。
すると隣で10歳くらいの少年がじっと見ていることに気付き、順番待ちをしていると思ったソフィさんは「君の番だよ。どうぞ」と言って譲った。フローレンスちゃんのためにぬいぐるみを手にすることができず、ソフィさんは肩を落として食事のために席に戻った。
それからしばらく家族で食事を楽しんでいると、先ほどの少年が現れた。その手にはフローレンスちゃんが欲しがっていた紫色のぬいぐるみが握られており、