野球場の観客席に飛んできたファールボールを手にした10歳の男児が、すぐ近くで泣いていた女児にためらうことなくそのボールをプレゼントした様子が動画で捉えられ、大きな話題を呼んでいる。野球ファンであれば滅多に手にできないファールボールを大事に持ち帰りたいはずだが、男児はすぐにボールを女児に渡したという。その純粋で心優しい行動に称賛の声があがっていることを『WBFF』などが伝えた。
米ペンシルベニア州フィラデルフィアにある野球場「Citizens Bank Park」で今月15日夜、フィラデルフィア・フィリーズ対シカゴ・カブスのメジャーリーグの試合が行われていた。
この試合を父親と観戦しに訪れていたアーロン・プレスリー君(Aaron Pressley、10)は、ファールボールが自分の近くに落ちたため興奮して追いかけた。
アーロン君は「ボールが地面に落ちるのが見えたから、拾いに行ったんだ。本当に興奮したよ」と当時の心境を明かしている。フィラデルフィア・フィリーズのファンというアーロン君は、プロの選手が使っていたボールを手にすることができて大喜びだった。
しかしアーロン君の周囲では、大半の人がファールボールを手にできず悔しがっていた。その中の1人、エマ・ブラディちゃん(Emma Brady、7)という女の子は顔をくしゃくしゃにして大泣きしていた。
アーロン君はそんなエマちゃんの姿を見て、