少し警戒している様子だ。2人に体を抱えられると驚いた様子を見せたが、持ち上げられても大きく暴れることはせず、2人に身を任せていた。
岸に近づくと待機していた別の男性が手伝い、カンガルーは無事に岸へ引き上げられた。普通なら一目散に走り去ってしまうだろうが、カンガルーは岸にいた男性の手を取ってその場を動かないでいた。
そしてニックさんが岸に上がると、カンガルーは自らニックさんの手をしっかりと掴んだ。これを見た撮影者のデイヴィッドさんは「カンガルーはお礼をしているみたいだね」と感激した様子でコメントしている。
ニックさんがカンガルーの頭を撫でようとするが、それでもカンガルーは逃げ出そうとはしなかった。映像はここで終わっており、このカンガルーは30分ほどその場にいて、元気を取り戻すと走り去っていったという。
ニックさんは「カンガルーはお礼をしていたと思いたいですが、恐らく少し混乱していたのでしょう」と述べている。
「同じ状況に置かれたら、誰だって同じことをしたと思います」と話すニックさんの行動には、「本当に親切で勇敢な人たちだね」「素晴らしい映像だ」「本当にカンガルーがお礼をしているように見えるよ」など称賛の声があがった。
ちなみにカンガルーは本来泳ぎが得意な動物だが、上手くいかないこともあるようで、今年2月にも西オーストラリア州の海で溺れかけていたカンガルーが救出されていた。
画像は『Metro 2021年9月21日付「Kangaroo shakes rescuer’s hand after being rescued from freezing lake」(Picture: David Boyd/Facebook)』『ABC News 2021年9月21日付「Canberra men take early morning dip to pull ‘shivering’ kangaroo from Lake Burley Griffin」(ABC News: Ian Cutmore)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)