銃で命を落とす人が絶えないアメリカで、再び悲惨な事件が起こった。自宅で拳銃を手にした5歳の男児が誤って発砲し、胸を撃たれた母親が死亡した。『The Mirror』『New York Post』などが伝えている。
米アリゾナ州カサグランデに住むミッシェル・コックスさん(Michele Cox、38)が9月3日、拳銃を手にした5歳の息子に誤って胸を撃たれて死亡した。
カサグランデ警察によると午前6時20分頃、ミッシェルさんは40歳のボーイフレンドや4歳、5歳、11歳、12歳の4人の子供と一緒に自宅にいたところ、胸に1発の銃弾を受けた。彼女のほかに負傷者はいなかったという。その後、ミッシェルさんはチャンドラー地区の病院に救急搬送されたがまもなく死亡した。
警察は当初、今回の件を偶発的なものと判断したが、ミッシェルさんの兄マイケルさん(Michael)は「銃を所持していた人をぜひとも起訴してほしい。5歳の子が母親に銃を向けて撃ったというのが事実であったとしても、誰かが銃を持っていたこと自体が過失なのです。起訴されるべき」と主張した。
捜査当局はこの銃の所有者を特定しておらず、今のところ誰も起訴されていない。しかし今後は犯罪の可能性があるかを判断するために、ピナル郡検事局と協力して調査を続けるという。
一方、4人の子供たちはミッシェルさんの父親のもとに預けられており、