多くの人に囲まれながら、海面から頭を出して楽しそうに泳ぐイルカ。イルカと泳ぐツアーかと思うような光景だが、なんと野生のイルカが自ら海水浴客に近寄ってきた姿だという。尻尾を使って水をかけるなどフレンドリー過ぎるイルカに、偶然居合わせた人々は歓声を上げて喜んでいたことを『Cornwall Live』などが伝えている。
英コーンウォール州西部の港町ヘイルで今月22日、地元に住むヘレン・ウィリアムズさん(Helen Williams)が家族で海水浴に訪れていた。
ヘレンさんは姪や甥が海で泳いでいる間、フライドポテトを買いに近くの店の列に並んでいた。30分ほど並んでいた時、家族から電話がかかってきて「イルカが来たよ!」と言われたという。
一般的な海水浴場に来ていたヘレンさんは、まさかこんなところにイルカがいるはずないと思ったそうで「最初は信じていませんでしたし、フライドポテトを買うために長い間待っていたので、動かずに列に並んでいました」と当時の心境を明かした。
ところが午後7時前にヘレンさんが海で泳ぐ家族のもとに戻ってみると、本当にイルカが海面から顔を出しており、近くにいた海水浴客の周囲を泳ぎ回っていたのだ。
「一生に一度の経験だ」と仰天したヘレンさんは、急いでカメラを起動して動画を撮影した。映像には浮き輪を付けて泳ぐ人や、パドルボードに乗っている人の姿が映っている。そして画面奥にいた1人の海水浴客のすぐそばで、イルカが顔を出した。
ほんの数メートルしか離れていない場所に現れたイルカはすぐに海の中へ潜ってしまったが、近くで再び顔を覗かせた。イルカは怖がったりする様子が全くなかったといい、