ザイデック君に追い付くと豪快なスライディングを披露しながら何とか捕まえることができた。心配した審判やスタッフが近寄る様子も映っているが、モーガンさんは走って観客席に戻っており、大きなケガは無かったという。
モーガンさんは「スライディングしてザイデックにタックルをした時は痛みを感じませんでしたが、翌日になって痛みが出てきました。サッカーボールがザイデックにぶつかってしまうのではないかと思い、本当に怖かったです」と心境を明かしている。
全力で息子を捕まえ、母親の責務を全うしたモーガンさんは「観客席に戻っている途中に歓声が聞こえましたが、それが試合のための応援ではなく私たちへ向けられたものだと分かり、私の顔はトマトみたいに真っ赤になってしまいました」と明かす。
息を切らせて観客席に戻ってきたモーガンさんが「何してたのよ!」とザイデック君に尋ねると、楽しそうな笑顔で「ママ、サッカーボールだよ!」と答えたそうだ。
「ザイデックはサッカーの試合に夢中になっていて、試合の展開で自分の座席から選手たちが遠のいてしまうと不機嫌になっていました。選手たちの近くにいたかったから、追いかけただけみたいです。ザイデックはただ笑っていて、自分が何をしてしまったのか分かっていないようでしたね。」
この映像を見た人からは「この試合見ていたけど、これは最高のシーンだったよ」「素晴らしいタックルだ」「お母さんにはレッドカードが出るはずだから、次はこの子のコーナーキックだね」という声や、「ほんの一瞬目を離すだけでこうなってしまうのは、本当によく分かる」「幼児って地球上で一番速い人類だと思う」「うちの3歳の子も全く同じだから、この状況はとても共感できる」「こうなるから子ども用のハーネスって必要だよね」など共感のコメントも多数届いている。
ちなみにザイデック君がピッチに入ってしまったのは一瞬の出来事だったので、この影響で試合が中断することはなかったという。さらには試合終了後、使用していたボールをプレゼントしてもらったそうだ。
モーガンさんは「ザイデックは本当に活発な子で、生後7か月の時に歩き始め、今ではサッカーが大好きです。今度はプロサッカーの試合中ではない時に、サッカーをしてほしいですね」とコメントした。
We hope this mother and her young pitch invader are having a great day. 😂
pic.twitter.com/hKfwa6wyWI— Major League Soccer (@MLS) August 9, 2021
画像は『Good Morning America 2021年8月9日付「Mom sprints to tackle toddler who ran onto field during Major League Soccer game」(Morgan Tucker)(Sam Greene/The Enquirer via USA TODAY Network)』『emily 2021年8月8日付TikTok「Oh no」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)