このほど南米のボリビアから、サッカー選手と野良犬の心温まる話題が届いた。プロサッカーリーグの試合中にフィールド内へ野良犬が乱入するという騒ぎが起き、犬は選手に抱きかかえられて退場させられる一幕があった。そして1週間後、犬はこの選手の新たな家族の一員になったという。『Elite Readers』『FOX 5 DC』などが伝えている。
ボリビアの首都ラパスで昨年12月24日、プロサッカーリーグの試合が一時中断する事態になった。1頭の白い犬が、試合中にもかかわらずフィールドを駆け回っていたからだ。
ハプニングはクラブチーム「ザ・ストロンゲスト」が相手チームの「ナシオナル・ポトシ」から2点リードしている時のことだった。犬は口に選手のものと思われるスパイクをくわえて、振り回しながら嬉しそうに走っていた。
審判がフィールド内に入らないように犬を制止させようとするがうまく逃げられてしまい、そのうち犬は座り込んでスパイクを嬉しそうに噛み始めた。犬が油断している隙を見計らって選手2人が犬を連れ出そうとするが、よほどフィールドが気に入ったのか、寝転んでその場から離れるのを拒んでいるようだった。
最終的に犬はザ・ストロンゲストのラウル・カストロ選手(31)に抱きかかえられて警備員へと託された後、場外へ連れ出された。
試合は3対0でザ・ストロンゲストが勝利を収め、犬が起こした騒動もそのまま中継で放送された。そのため犬はSNSで話題となり、