今月2日、メキシコ湾沖で海面で真っ赤な炎が燃える火災が発生した。これは海中に設置されていたガスパイプが破裂したことが原因とみられており、鎮火には約5時間かかったことを『The Independent』などが報じた。この映像がSNSに投稿されると6000万回以上の再生回数を記録し、マグマが流れていると勘違いしてしまうほどの衝撃的なシーンに、人々は「海の火事だ」などと驚きの声をあげている。
メキシコ南東部ユカタン半島沖にあるク・マロブ・サップ油田を運営管理しているメキシコ国営会社「ペメックス(Pemex)」が今月2日午前5時15分、同油田の近くで火災が発生したことを公表した。
今回の火災は、石油の掘削装置から約150メートルの場所に設置されていたガスパイプの破裂が原因とみられている。そして海中に漏れ出したガスは、海面で大きな円を描くように激しく炎を上げた。
消火作業の様子がカメラで捉えられており、3隻の船が出動して炎を取り囲むようにして水を噴射している様子が映っていた。炎の円があまりにも大きく、噴射した水が届かず苦戦しているようだ。
海の上で炎が燃えるという不思議な現象を捉えたこの映像がTwitterに投稿されると、今月4日の時点で再生回数は6000万回を超え、ネット上は騒然となった。
「海の上で火事だって!?」
「映画の撮影みたいだ」
「地獄への入り口か?」
「まさに海水が沸騰しているじゃないか!」
「CGの映像かと思った」
同社は「窒素を使用して消火を試みた」と明かしており、