海外発!Breaking News

writer : ac

【海外発!Breaking News】多嚢胞性卵巣症候群の39歳女性「顎髭を受け入れて」「誰かを満足させるために自分は変えない」(米)<動画あり>

「多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)」という疾患のため、何度剃っても生えてくる顔の髭を剃るべきか、剃らぬべきか…。アメリカに住む39歳の女性は、PCOSについての知識を得たことをきっかけに「剃らない」決断を下した。『Shake My Beauty』などが伝えている。

米ネバダ州ラスベガスに住むラレエ・パーキンスさん(LaRae Perkins、39)は「多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)」を患っている。PCOSは卵巣内に男性ホルモンが多いことから多毛症、月経異常、ニキビ、不妊、肥満などの症状が現れ、ラレエさんは多毛の症状に悩まされてきた。

「よく『あなたは男なの? それとも男になる途中なの?』と質問されるの。でも『私は100%女よ』」―そう言い切るラレエさんは、12歳の頃にはすでにもみあげとそこから延びる頬髭(サイドバーン)があり、多毛症と診断されたのは20代半ばだったという。

ラレエさんは「幼い頃はなぜ自分が他の女の子と違うのか、理解できなかったの。多毛症の症状は10~13歳の頃が一番酷くてね。周りに溶け込みたくて剃っていたわ。でも剃ってもすぐに生えてきて、結局ムダなことをしていたの。あの頃は自分の状態について全く無知だったのよ」と語る。

ラレエさんが「傷つくことなく、いかに自分を愛するか」を学んだのは大人になってからだそうで、PCOSの診断がつき、疾患についての知識を深めるとある行動を起こした。

ラレエさんはまず「カミソリを使うことを止めよう」と訴え、「自分だけでなく同じ悩みを持つ人々を勇気づけよう」と「My Hair Is Me」というブログとInstagramを立ち上げた。また常に性別についての質問を受けることから「イエス、私は女の子よ(Yes, I am a girl)」というロゴが入ったストリートウェアのブランドを作り、「髭はあっても私は女よ!」と声をあげた。

これらの反響は大きく、ラレエさんのもとには顔の髭に悩む女性たちから友達リクエストや「あなたにインスパイアされた」といったコメントが多数届いた。思いがけない好反応にラレエさんは「本当にワクワクしたわ」と当時の気持ちを吐露し、

1 2