昨年2月に誕生した女児に寄り添い、その成長を温かく見守る犬がいる。その犬はちょっとばかり手荒にされてもじっと耐え、女児の遊び相手としてだけでなく、安心を与えるブランケットのような存在だという。『The Dodo』が女児と愛犬の心温まるニュースを伝えている。
米マサチューセッツ州ボストン住むアリソンさんは昨年2月4日、病院で長女ジョーダン・ジューンちゃん(JORDAN JUNE、以下ジョジョちゃん)を出産した。ジョジョちゃんは3400グラムと元気な赤ちゃんで、数日後に退院すると美しい海が目の前に広がる家で愛犬のジャーマン・シェパードとラブラドルレトリバーなどのミックス犬“メイソン(Mason)”と、シルバー・ラブラドールの“ブレック(Breck)”の2頭に迎えられた。2頭はシェルターから一家が保護したオス犬である。
アリソンさんは「2頭は私が妊娠していることに気付いていたのでしょうね。私がジョジョを連れて帰宅すると、『赤ちゃんと一緒に帰ってきた』と言わんばかりに興奮し、娘のそばを離れようとはしませんでした」と、その日のことを振り返る。
また夫マットさんは「赤ちゃんが相手だから不安はあったけど、2頭はジョジョに興味津々でね。特にメイソンのこだわりぶりは一歩上をいっていたよ」と明かした。
マットさんに言わせると、メイソンはジョジョちゃんの影のようであり、赤ちゃんが安心のために肌身離さず持ち歩くブランケットのようでもあるそうで、いつもそばで温かく見守っているという。
「じゃれあって遊んでいるジョジョとメイソンを見ていると、まるで彼らにしか通じない言葉で話をしているようなんですよ」と語るマットさん。
ジョジョちゃんのお気に入りのゲームは、おもちゃのアヒルやカップをメイソンの身体や頭の上に載せることだそうで、