イギリスでパブを経営する男性が、毎日昼食にやってくる90歳の常連客ピートさん(Pete)を紹介する動画をTikTokに投稿したところ、親切な人々から「ぜひ彼の昼食代を支払わせてほしい」という申し出が殺到した。ピートさんに寄せられた昼食代は数日間で10万8000円(700ポンド)を超え、ピートさんは現在「他の人のために使ってほしい」とその後の申し出を辞退しているという。心温まる出来事を『The Sun』『Metro』などが伝えた。
英エセックスのチェルムスフォードに暮らすピートさん(90)は、年金生活を送る退役軍人だ。11年前に妻に先立たれたピートさんは街のパブ「Moulsham Inn」で毎日、お気に入りのハンターズチキンと1杯の赤ワインを注文する。
同じ街で働く義理の息子が同席することもあったが、ピートさんは基本的に1人で昼食をとっていた。3年前にこのパブのマネージャーとなったティム・メファムさん(Tim Mepham、39)は、ピートさんが1人で来店した際には食事が来るまで同席し、会話するようにしていた。
ティムさんはピートさんについて「誰もが愛する完璧なおじいちゃんなんだ」と評し、その人柄をこのように明かしている。
「私が出会ってきた中で、ピートさんこそが最も礼儀正しい紳士的な人物だよ。」
「彼はあらゆる年齢層の人々に向けた話題を持っているんだ。」
「たとえば子供たちには、彼らが大好きなアニメのキャラクターのものまねをする。ピートさんはたった1つの話で人を笑わせたり、泣かせたりすることができるんだ。」
ある日のこと、いつものようにランチを待つピートさんの席に着いたティムさんは、