以下のように話した。
「ユーディがいなければ、保護すべきペンギンの群れ自体が今頃はなかったことでしょう。ユーディとトゥーラこそがこのプロジェクトの中心的存在であり、真のヒーローなのです。」
「休暇を終えて島に戻ってきたユーディの喜びようは、いつ見ても素敵なものでした。」
「ユーディの美しい笑顔は、島にいる時に一番輝いていました。」
引退後は後進の牧羊犬育成を行う牧場にて、トゥーラとともに余生を楽しんでいたユーディだったが、前足にできた骨肉腫に侵された末に1日、静かに息を引き取った。ユーディを看取ったトリッシュさんは、その穏やかな最期の様子をこのように明かしている。
「ユーディは最後の数日間を愛する人たちと共に私の家で過ごしました。ローストチキンをお腹いっぱい食べ、涼しい風に吹かれながら永遠の眠りにつきました。」
ユーディの遺灰はその後、ミドル・アイランド島に散布される予定という。
ウォーナンブール市議会のヴィッキー・ジェリー市長(Vicki Jellie)は「ユーディはこの街のアイコンだった」とし、以下のようにユーディを称えた。
「(2015年に映画化もされ)『ミドル・アイランド・マレンマ(犬)・プロジェクト』は、世界中の何百万人の心と想像力をかきたててきました。ユーディの訃報に多くの人が悲しむことでしょう。」
「子犬としてウォーナンブールに来て訓練を始めた日から、昨年の夏に次世代の保護犬に仕事を引き継ぐまで、ペンギンの保護という任務をユーディは見事にやり遂げました。」
「世界的に注目を集めるこのプロジェクトは、小規模で献身的なチームによって遂行されています。ユーディと一緒に長年にわたり仕事をしてきた皆さんに、心から感謝を申し上げます。」
市議会はこれまでのユーディの功績を称え、その死を偲ぶ記念式典の開催を予定している。
画像は『Middle Island Penguin Project 2021年6月1日付Twitter「It is with a heavy heart that we say goodbye to beautiful Eudy.」』『ABC 2021年6月2日付「Penguin-protecting maremma made famous by Oddball movie dies, public memorial planned」(ABC South West Victoria: Daniel Miles)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 YUKKE)