英コーンウォール地方で開幕したG7サミット初日の夕刻、エリザベス女王(95)が主催するレセプションパーティが行われた。女王は集合写真を撮影した際にジョークを放つなど、和やかな雰囲気で主要国の首脳陣と交流した。
英時間11日の夕方、G7サミットの開催地英コーンウォール地方にある「エデン・プロジェクト」で、エリザベス女王が主催する各国首脳と配偶者を招いたレセプションパーティが開かれた。
会場となった「エデン・プロジェクト」は環境保護をテーマにした複合施設で、“バイオーム”と呼ばれる気泡のような温室は世界最大級の屋内熱帯雨林として知られる。
この日は王室メンバーよりも一足先に、G7首脳陣と配偶者らが「エデン・プロジェクト」に到着、ビジター・アトラクションにある動植物園の通路を歩き、レセプション会場へと向かった。
エリザベス女王とチャールズ皇太子夫妻、ウィリアム王子夫妻ら王室メンバーが到着すると、議長国のボリス・ジョンソン首相夫妻が出迎えた。
エリザベス女王がホストを務めたレセプションは、G7サミット初日に政治的な議論を交わした各国首脳が王室によるソフト外交を行う場へと変化した。
君主が権力を行使することはないが、その影響力は多大だ。そのため王室はソフト外交という手法を用いて、