海外発!Breaking News

writer : tinsight-masumi

【海外発!Breaking News】妊娠5か月で中絶した母親 胎児が生きて娩出し、鼓動が止まるまで見守り続けた苦悩語る(英)

イギリスで第4子を妊娠した母親が、胎児に染色体異常が見つかったことでやむなく中絶をすることを決意した。その胎児は死亡した状態で母体から娩出されるはずだったが、生きてこの世に誕生したという。小さな我が子が生まれてから亡くなるまで数時間を共にした母親の心境を『Mirror』『The Daily Star』などが伝えている。

英ランカシャー州ブラックバーン在住のロラン・デニソンさん(Loran Denison、27)は、パートナーのスコット・ワトソンさん(Scott Watson、35)との間に4人目の子供を妊娠した。

お腹の子が男の子と分かったロランさんとスコットさんは喜び、新しい家族の誕生を待ちわびていた。しかし妊娠15週の検査で、胎児が染色体異常による「エドワーズ症候群(18トリソミー)」と判明した。

この疾患は女児に多く、男児の場合は流産する確率が高いという。また『The Daily Star』によると、無事に誕生したとしても生後1年の生存率は13パーセントほどとのことだ。

ロランさんとスコットさんは医師に「生きて誕生する可能性は著しく低い」と言われ、苦渋の決断の末に中絶することにした。そして妊娠18週(妊娠5か月)に差しかかった4月6日に妊娠の進行を止めるための薬を服用し、人工的に出産を誘発させて亡くなった胎児を母体から娩出する予定だった。

ところが4月9日の午後3時50分、ロランさんから娩出された男児は体重約150グラムで生きていたのだ。すでに息子の名前を「キヨブルー(Kiyo Bleu)」と決めていたロランさんとスコットさんは、小さな息子のために病院で出産を祝福し洗礼を受けさせた。

しかし2人は医師から「この子の鼓動は30分もすれば止まってしまう」と告げられたそうだ。ロランさんは息子に会えた嬉しさと裏腹に、このまま死を待つことしかできない状況に大きな苦悩を抱くこととなった。

そして誕生から10時間後、

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