このほどメキシコで、死産と診断された新生児が遺体安置所の冷蔵室で生きていたことが判明した。葬儀社のスタッフが死亡したはずの新生児が泣き声をあげていることに気づき、両親へ連絡を入れる事態となった。『The Sun』『Mirror』などが伝えている。
メキシコ中南部に位置するプエブラ州のソーナ総合病院(Hospital General de Zona)で、現地時間の今月21日午前4時29分に男の赤ちゃんが生まれた。しかし妊娠23週だったことから低出生体重児で誕生し、バイタルサイン(生命徴候)が見られなかったためその場で死産と診断された。
その後、新生児は葬儀社の遺体安置所内にある冷蔵室に安置された。ところが死産と診断されてから6時間近く経った午前10時頃、葬儀社のオーナーであるミゲル・アンヘル・フローレスさん(Miguel Angel Flores)が、亡くなったはずの新生児が泣き声をあげて身体を動かしているのに気付いた。
ミゲルさんはすぐに新生児の父親に連絡を入れ、新生児はすぐに病院の集中治療室へと運ばれた。ミゲルさんは当時のことを次のように語っている。
「私達が遺体安置所に来た時、赤ちゃんは泣きながら動いていたんです。すぐに父親に連絡を入れて赤ちゃんが生きていることを確認してもらい、死亡診断書にサインした医師に急遽来てもらうこととなりました。」
「赤ちゃんは午前4時過ぎに誕生して、午前10時頃に生きていることが分かったのですが、6時間近くも冷蔵室にいたことになります。」
一方で亡くなったと思われた我が子と会えた父親は、