これまでに1000匹以上の猫を各所に派遣したという。未だに“ネズミの多い街ランキング”1位ということからも根本的な解決策にはなっていないようだが、ネズミの駆除に薬剤などを使用しないため、環境に優しい駆除方法として期待されている。
飼い猫としては適さず行き場の無かった猫たちの新しい居場所ができ、それに加えてネズミ番もしてくれるという猫と人間の双方にとってプラスとなる画期的なプログラムの評価は上々で、現在は猫を派遣してほしいという申し込み希望者が殺到しているという。
初期費用として猫1匹あたり165ドル(約1万8千円)が発生するが、値段以上の効果があると噂が広まり、申込者たちは空きを待っている状況だ。
ちなみにネズミの問題で困っているのはシカゴだけではない。“ネズミの多い街ランキング”で3位になってしまったニューヨークもネズミ大量発生の問題を抱えており、シカゴでの野良猫を活用したプログラムを見て、同様のプロジェクトを2016年から開始しているそうだ。
画像は『Chicago Cat Shelter & Cat Cafe 2020年9月26日付Instagram「From our TNR work with neighbors to our working cat placements in local businesses to our transfer partnerships with shelters in our backyard and beyond, our work is rooted in community.」』『Al Jazeera 2021年5月12日付「Cats at work: US city uses 1,000 feral felines to fight rats」(Coutesy: Tree House Humane Society)(File: Verena Dobnik/AP Photo)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)