550ポンド(約83,000円)を目標にクラウドファンディングサイト「JustGiving」で専用ページを立ち上げた。すると今月3日の時点で、1,021ポンド(約155,000円)と目標を大きく超えた募金が集まった。
そんなバーティー君が自分の髪を寄付したいと考えたきっかけは、イギリスのテレビ局「BBC」が配信する子供向けチャンネル『CBBC』だったという。
『My Life』というコーナーで、がんと闘う子ども達の様子が特集されており、そこでは“ビーズ・オブ・カレッジ”というプログラムが紹介されていた。このプログラムは、がんに限らず病気と闘う子ども達を励ますためにアメリカで看護師として働くジーン・バルーシさん(Jean Baruch)によって考案された。
採血や放射線療法などの治療を行った時に、それを乗り越えた証としてビーズをもらってネックレス状に仕上げ、治療の軌跡を残していくのだ。このビーズは様々な種類が用意されており、手術など大きな治療を受けた時には特別なビーズをもらうことができる。その中には、治療の副作用で髪の毛を失ってしまった時にもらうビーズも含まれている。
バーティー君は「番組に出ていた女の子のビーズには、髪の毛があるビーズと無いビーズが隣同士で取り付けられていたんだ」と話しており、そこでがんの治療により髪の毛を失くしてしまうことを知ったという。
「がんでないことがどれだけ幸運なのかを知って、ただ何かをしたいと思ったんだ。」
バーティー君の純粋な優しさが、ウィッグをもらった子の笑顔につながる日が待ち遠しい。
画像は『Metro 2021年4月28日付「Boy to get the second haircut of his lifetime so he can donate locks to charity」(Picture: Newbury Today/SWNS)(Picture Jo Munting/SWNS)』『Dell Children’s Medical Center of Central Texas 2020年10月9日付「Dell Children’s Beads of Courage」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)