イギリスで今月初め、保護された野良ネコから4匹の赤ちゃんが誕生した。そのうちの3匹は足指が通常よりも多い多指症で「非常に珍しいケース」と話題になっている。『Indy100』『Mirror』などが伝えた。
英南部ゴスポートの高齢者向けアパート「ヴィクトリー・コート(Victory Court)」の敷地内に数か月前、推定1歳の雌ネコ“マーサ(Martha)”が暮らし始めた。住民らは「きっと迷いネコで、飼い主が探しているに違いない」と近所にビラを配り、エサを与えて可愛がってきたが、飼い主が名乗りを上げることはなかった。
そうして春を迎えると、マーサが妊娠しているとの噂が広まり、アパートの住民の1人が地元の動物保護団体「キャット・プロテクション」に連絡。保護されたマーサは今月初め、4匹の元気な赤ちゃんを産んだのだった。そして子ネコのうちの3匹が多指症だったことで、「非常に珍しい」と話題になった。
キャット・プロテクションのケイト・ステープルフォードさん(Kate Stapleford)は、多指症のきょうだいについてこのように語っている。
「きょうだいの中で1匹だけ多指症というケースはこれまでに何度かありました。また2012年に2匹のきょうだいが多指症だったことを覚えていますが、3匹というのは初めてですね。」
「多指症のネコは大きな足を生かし、木のぼりなどもすぐに上手くこなすようになるのですよ。子ネコたちは現在生後3週になりますが、生後9週以降に新しい飼い主の家に行くことになるでしょう。」
「そしてまだ若いマーサには今後、不妊手術が予定されています。予期せぬ妊娠はリスクが高いですからね。また4匹の子ネコたちに関しては新しい飼い主と相談し、不妊(去勢)手術や予防注射の計画をたてることになりますね。」
『Metro』によると、