険しい岩山でアウトドアを楽しんでいたところ、愛犬が脚を滑らせて崖下に滑落する事故が発生した。一緒にいた仲間や通りがかりの人も救助に加わり、ロープを使って人力で犬を救助したという。犬は崖下で大人しくしていたと言い、引き上げに来た人が降りてくると尻尾を振って喜ぶ姿を見せた。『fox13now.com』などが伝えている。
4輪バギー(ATV: All Terrain Vhicle)でのアクティビティを楽しむ団体「ザ・ワイルド・バンチ(The Wild Bunch)」に所属するビル・バグシャウさん(Bill Bagshaw)とヴィッキー・バグシャウさん(Vickie Bagshaw)は、米ユタ州モアブ市で仲間たちと週末のアクティビティを楽しんでいた。
4輪バギーは険しい道のりを進むことができ、アウトドア好きに人気の乗り物だ。ビルさんとヴィッキーさんはいつも愛犬のゴールデン・レトリバー“サマー(Summer)”と“ウィンター(Winter)”を一緒に連れてアクティビティに参加しており、この日も2匹とともに岩山を進んでいた。
ところが岩山の上を散策していたビルさんたちの後ろを歩いていたサマーが脚を滑らせ、崖下に滑落してしまった。幸いにもゆっくりと滑り落ちたために大きなケガは無かったようだが、落ちた場所は足場が悪く、すぐに救出しないとさらに下まで落ちてしまう可能性があった。
同団体の代表者であるスティーブン・ホーキンスさん(Steven Hawkins)はこの状況に「急いで行動を起こさなければと思いました」と明かし、普段からレスキュー活動のトレーニングも行っている仲間たちと共にサマーの救出を開始した。
スティーブンさんは持っていた長いロープを崖の下に垂らし、