このほど登山をしていたカップルが、寒さで凍えて動けなくなっていたゴールデンレトリバーを頂上付近で発見し、犬を担いで10キロの道のりを下山したというニュースが届いた。この犬は2週間前に山の中で行方不明になっており、体重は3分の1ほど落ちてしまっていたが無事に飼い主と再会できたという。『The Irish Times』などが伝えた。
アイルランド東部ウィックロー県にあるラグナクイラ山で今月6日、ジョン・フランソワ・ボンネットさん(Jean Francois Bonnet)とシアラ・ノーランさん(Ciara Nolan)のカップルが山登りをしていた。
よくこの山を登るというジョンさんは「当時は天気が悪く、視界も良くなかったですね」と振り返る。そんなコンディションの中で2人が頂上近くを歩いていた時、前にいたシアラさんが「犬がいる、犬がいるよ!」と大きな声をあげたという。
そこには岩のそばで丸くなっている、1匹のゴールデンレトリバーがいたのだ。「その犬は寒さで凍え、弱っていましたね。吠える元気も無かったようだったので、予備で持っていた上着を着せてあげ、食べ物も少し与えました」とジョンさんは発見当時の様子を明かした。
シアラさんも「犬がいた場所は風除けになるような物は無く、冷たい風にさらされていました。今の時期はどんどん寒くなりますし、このタイミングで見つけることができて本当にラッキーだったと思います」と振り返った。
そしてシアラさんがジョンさんの背中にその犬を担がせると、