このほどタイの女性が、市場で購入した貝から希少価値の高いオレンジ色の天然真珠「メロパール」を発見した。女性の一家は生活が苦しく、がんを患っている母親に治療を受けさせることもできない状態だったが、この1粒が家族を幸せに導いてくれるようだ。『Mirror』『BangkokJack』などが伝えた。
タイのサトゥーン県に住むコッチャコーン・タンティウィワトクルさん(Kodchakorn Tantiwiwatkul)が現地時間18日、「希少価値の高い真珠を発見した」と公の場で明らかにしたことで多くの関心を集めている。
コッチャコーンさんは今年の1月30日に地元の市場で1キロあたり70バーツ(約245円)の巻貝を購入し、家族の夕食を作るために貝の身を細かく刻んでいた。ところがひとつの貝から直径1.5センチほど、重さが6グラム程度の丸い物体を見つけたという。
その物体は希少価値の高いオレンジ色の真珠「メロパール」ということにコッチャコーンさんは気付いた。というのも少し前にタイの男性がメロパールを発見し、3千万円以上で買い取りのオファーがあったというニュースをコッチャコーンさんは見ていたからだ。
その後、コッチャコーンさんは市場で巻貝を売っていた人がメロパールの権利を主張してくるのを恐れ、家族以外の人にはしばらく秘密にしていたそうだ。
しかしコッチャコーンさん一家は生活が苦しいうえに、がんを患う母親にまともな治療を受けさせることができなかったため、