松本人志が3月28日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ系)で、『報道ステーション』(テレビ朝日系)のウェブCMがジェンダー問題を軽視していると物議を醸してCM削除に至った顛末に違和感を示した。松本は以前も当時の東京五輪・パラリンピック大会組織委員会会長・森喜朗氏による“女性蔑視”発言に対して「俺もずれていると思う」と一部共感するように本音を話していたが、このたびも興味深い持論を展開した。
『報道ステーション』による番組宣伝CMの概要は、仕事を終えて帰宅した若い女性がリモートで友人に向けておしゃべりするなか、会社で産休明けの先輩が赤ちゃんを連れてきていたのを見て感じるところがあり「どっかの政治家が『ジェンダー平等』とかってスローガンに掲げてる時点で、時代遅れって感じ」と社会情勢に関心があることをうかがわせる。やがて「あっ9時54分」とニュースを見ようとしたところで「こいつ『報ステ』見てるな」と相手が気づくというものだ。
ネット上では様々な批判の声が聞かれるなか、森喜朗氏による“女性蔑視”発言が問題視されたようにジェンダーに関する意識が高まるなかで「『ジェンダー平等』とスローガンに掲げてる時点で、時代遅れ」というセリフを用いたことへの指摘が多い。『報道ステーション』は「ジェンダーの問題については、世界的に見ても立ち遅れが指摘される中、議論を超えて実践していく時代にあるという考えをお伝えしようとした」と真意を説明したうえで、「意図をきちんとお伝えすることができませんでした」と詫びてCMを削除した。
松本人志は事の顛末に納得できず「はいすみません、CMやめました」では本当の解決にはならないと訴えると、