ケガをしていたところを保護された犬は、過去に一度も建物の中に入った経験が無かったと見られた。しばらく庭で生活していたその犬を保護主が家の中に招き入れると、犬は入ってもいいのか困惑するような表情を見せた。その姿にSNSでは「辛い経験をしてきたんだね」と多くの人が涙している。『The Dodo』などが伝えた。
米テキサス州ヒューストン在住のサマンサ・ジマーさん(Samantha Zimmer、35)は、今季は厳しい冬の嵐が襲ったテキサスで苦しむ野良犬たちに新しい家族を見つけるサポートをしている。
そんなサマンサさんの元に、野良犬たちに毎日エサを与えて面倒を見ているという女性から、ケガをした野良犬を保護して欲しいと連絡が入った。
そして先月14日、連絡があった場所にサマンサさんが駆けつけ、土手に集まっていた4匹の野良犬を全て保護した。その中の1匹、テリアのミックス犬“ブーマー(Boomer、2)”は、信じられないことにエアガンの的として利用されていたという辛い過去を持っていた。そのせいでブーマーは太ももを骨折し、胸にはエアガンの弾が残っていた。
「ブーマーが過ごしていた地域にはエアガンで犬を撃つことを好む残酷な人が多く、あるいは犬を捨てるために撃つ人もいるのです」と明かすサマンサさんは、他の保護犬との生活に慣れさせるためにブーマーを自宅の庭で世話し始めた。
その後2週間が経過しブーマーが新しい生活にも慣れてきたある日、サマンサさんは仕事へ出かけようとしていた。
「今まで必要な時は、私達がブーマーを運んで室内に入れていました。ある日、家を出ようとした時にふと『ブーマーは自分で入りたがるかな』と思い、家の中に入るように呼んでみたのです。」
この時の様子を捉えた動画には、