その後「UFOかと思った」と供述を変え、最終的には「ヘリコプターの操縦士に向けて照射した」と意図的に行った事実を認めて陳謝したという。
検事のポール・キャンフィールドさん(Paul Canfield)は「ベンジャミンは使用していたレーザーポインターが安物で出力も弱く、ヘリコプターの操縦席まで光は届かないと思っていたようです」と明かしている。
さらに本来ならば1月に行われた裁判で判決が下る予定だったが、ベンジャミンは泥酔状態で法廷に現れ、警備員が3人がかりで独房に運んだという。かなり飲んでいたようで3時間も独房の中で眠っていたと言い、この日に判決を下すことができなかったそうだ。
ベンジャミンの一連の行動について、裁判官のジョナサン・ローズさん(Jonathan Rose)は次のように語った。
「ベンジャミンは最初の供述で嘘をついたことになり、その後の供述も彼の行動の正当化する理由にはなりません。」
「あなたのような大バカ者が、ヘリコプターの操縦者の目に向けてレーザーポインターを照射したことにより、墜落していた可能性もあります。搭乗者だけでなく、地上の人々の命や平和な生活を危険にさらしたことになるのです。」
厳しい言葉で見解を述べたジョナサン裁判官はその後、ベンジャミンに懲役6か月を言い渡した。
画像は『Bradford Telegraph & Argus 2021年2月27日付「Man jailed for shining laser on police helicopter he thought was UFO」』『BBC News 2021年2月27日付「Man jailed after shining laser at police helicopter」(THINKSTOCK)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)