単なるイタズラのつもりでも、一つ間違えば大惨事を引き起こしかねない愚行を働いた父親が逮捕され、このほど実刑判決を受けた。男は上空から捜査中の警察ヘリコプターにレーザーペンを当てた行為について「遊びのつもりだった」と発言している。英メディア『Manchester Evening News』などが伝えた。
英グレーター・マンチェスターのサルフォードに住むダレン・ケニヨン(48歳)は昨年11月1日の午後9時40分頃、マンチェスター市内を旋回中の警察ヘリコプターにレーザーペンを当て続けた。
ヘリには2人の警官とパイロットが搭乗していたが、警官の1人がヘリに向かって放たれているレーザーペンに気付いた。パイロットのナイジェル・ジャッジさんはヘリを操縦できる者が自分しかおらず、レーザーペンの眩しさによって操縦が不可能になってしまっては一大事とヘルメットのバイザーを下げた。この時ヘリは、盗難車の追跡のため上空から捜査にあたっていたようだ。しかし上空の警官らはレーザーペンがどこから放たれているのかを追跡、マンチェスター市内にほど近いサルフォードにあるケニヨンの家からと発覚し、地上にいた警官が出向いてケニヨンを逮捕した。自宅から500メートル上空のヘリに向かってレーザーペンを放っていたケニヨンは、後の取り調べで「ほんの遊びのつもりだった」と述べ、謝罪した。レーザーペンはかつて家族でスペイン旅行をした時にケニヨンの子供の1人が購入したもので、数年間自宅に置いてあったという。
このほど、この件についてマンチェスター刑事法院で裁判が行われ、