『キングオブコント』で2020年に準優勝、『M-1グランプリ』で2019年と2020年に決勝進出しコントでも漫才でも頭角を現してきたお笑いコンビ・ニューヨーク(嶋佐和也・屋敷裕政)。バラエティ番組の出演も増えているが、7日放送の日本テレビ系『行列のできる法律相談所』では屋敷が芸人になる前の話題を取り上げた。人気テレビ番組のADをしていた屋敷は、ある芸能人からかけられた言葉が忘れられないという。
芸人を志す前に日本テレビ系『ザ!鉄腕!DASH!!』のADをしていた屋敷裕政(34)。屋敷は「一番下っ端のAD」だったそうでタレントと話すことは無かったが、TOKIOのリーダー・城島茂(50)はいつもスタッフを気遣い、屋敷にも「ちゃんと寝てる?」などと声をかけてくれたそうだ。ADを辞める日に屋敷が城島に挨拶したところ、城島は「芸人になるのか…。『頑張ってください』というのはありきたりだから、楽しみにしてます」と屋敷にエールを送ったという。これに屋敷は感激して「いつか共演するまで(芸人を)辞められない」と励みにしてきたのだ。
7日放送『行列のできる法律相談所』では城島茂がVTR出演し、屋敷について語った。「一緒に現場でずっとやってた。懐かしいですね」と目を細めた城島は、当時の番組の映像を観て「いつも後ろには屋敷君がいてくれたんやなあ」としみじみ。滝壺に飛び込む城島の向こうに、はしごを用意したAD時代の屋敷が小さく映っていた。
城島の「(芸人としての成功を)楽しみにしてます」という言葉が「めちゃくちゃ嬉しかった」という屋敷。城島はそのときの屋敷が自分に重なったのだという。城島は奈良から上京して不動産の営業職に就く予定だったが、