発酵した梨を食べた野生のリス、酔って放心状態に(米)<動画あり>
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「男性が離れていくのが分かったので、全速力で駆け寄りました。そして柵の隙間から手を出した瞬間、男性の左前腕部を掴むことができたのです。本当に幸運でした」と興奮冷めやらぬ様子で語った。
ロング巡査長のもとにはすぐに、近くにいたカラベラス郡の保安官代理らが駆けつけ、男性はボランティアを含む数人によって引き上げられた。病院に搬送されたが、怪我もなく無事だという。
なおロング巡査長は、当時のことをこのように話している。
「10分の間に『なんとか自殺を思いとどまらせよう』と、男性と話をしました。これまでにメンタルヘルスのトレーニングは受けたことがありますが、橋から飛び降りようとする人の説得は初めてでした。ただ『自分にできることはどんなことでもしよう』という覚悟で任務にあたっていました。」
実はその日、ロング巡査長は親指を骨折していたそうで、「男性の腕を一人で掴んでいたのは30秒くらいでした。男性は汗ばんでいましたが、滑る腕を離さずにいられたのはアドレナリンが放出されていたからだと思います。また周りにいた人がすぐに反応して、男性を引き上げるのを助けてくれたことにも感謝しています」と述べた。
ちなみにトゥオルミ郡保安官事務所はこの救出劇の後、ロング巡査長をはじめとする全ての捜査員らに次のような言葉を贈っている。
「あなたたちの勇敢さと、献身さと、根気強さが一人の命を救ったのです。」
画像は『ABC10 2021年2月9日付「Tuolumne County Sheriff’s deputy performs ‘heroic’ rescue」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)