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writer : ac

【海外発!Breaking News】脳卒中後の父に愛の言葉をかけた娘、涙を流す父の「希望と人生を取り戻したい」(米)<動画あり>

脳卒中で倒れ、身体の自由がきかなくなって入院した父親にある日、娘が愛の言葉を送った。「父はもう私の言葉を理解できなくなってしまったかもしれない」―そんな心配をする娘をよそに、父は娘の前で初めて涙を流した。父娘の心震える愛のニュースを『InspireMore.com』などが伝えた。

米ニューヨーク州アストリアに住むキャット・ダウナーさん(Kat Downer、28)の父マイケルさん(Michael、79)は2017年3月16日、身体の異変を感じ自ら病院の緊急外来を訪れた。マイケルさんは脳卒中を起こしており、その翌日には話すことや歩くこと、食べることもできなくなってしまった。

マイケルさんは2週間の昏睡状態を経て意識を取り戻したものの、その後はリハビリ施設へ、最終的には介護施設に落ち着いた。家族は時間を見つけてはリハビリをサポートし、マイケルさんを一人にしないように施設を訪れた。

こうして迎えた2020年は、マイケルさんにとって希望の年となるはずだった。マイケルさんの家族は昨年1月、介護施設のすぐ近くに脳卒中を起こした患者に有効とされる高気圧酸素治療(HBOT)センターを見つけ、マイケルさんは週5日間の通院を開始したのだった。

しかしその2か月後、新型コロナウイルスが猛威を振るい始めるとマイケルさんはHBOTを中断せざるを得なくなり、家族は面会を禁止された。

キャットさんは「一時は随分と回復したかのようにみえた父ですが、昨年4月には新型コロナウイルスに感染してしまったのです。それからの数週間は『これでもう父とは一生会えなくなるのではないか』と最悪のケースが頭をよぎり、つらい日々が続きました。それでも父は一人で必死に闘い、ウイルスに打ち勝ったのです」と当時を振り返る。

キャットさんによると、マイケルさんは新型コロナウイルス感染後に身体が衰弱し、家族は「残された時間をいかに有意義に過ごすか」と考えるようになったという。またHBOTは1回225ドル(約23000円)と高額なため、キャットさんは今月中旬に父の治療を再開するためクラウドファンディングサイト『GoFundMe』を立ち上げた。また父の様子を知ってもらおうと、TikTokやInstagramにマイケルさんの人生を集約した動画などを投稿した。

幼い頃のキャットさんとマイケルさん(画像は『Kat 2020年5月21日付Instagram「Before you read any further」』のスクリーンショット)

するとこれらの動画に大きな反響があり、

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