このほどインド警察が、ツイッター上に投稿した動画が大きな話題となっている。動画には1人の警察官が混雑する道路を自らの足で走り、後ろを走る救急車が患者を乗せて病院に急行できるように道を作っているのだ。この行動に多くの称賛の声が集まっている。『Hindustan Times』『NDTV』などが伝えた。
インドのケララ州コチ市で今月2日、救急車が患者を乗せ病院に急いでいた。しかしその時間帯は多くの車両で道路が混み合っており、救急車はなかなか前に進むことができなかった。
この事態を受け、インド交通警察のG・バブジさん(G. Babji)が渋滞する道路を自らの足で走り、車やバイクの運転手に声をかけながら後ろを走る救急車のために道を作ったのだ。この作業は約2kmにも渡って行われたと報じられており、バブジさんはその間ずっと走り続け、緊急車両のために道を作っていたという。
その様子は動画に撮影され、インド交通警察の副所長であるアニル・クマールさん(Anil Kumar)が今月4日にツイッターに投稿した。すると瞬く間に拡散され、11月6日時点で再生回数が83万回を超えるという大きな反響を呼んだ。コメント欄には、