しまいにはあるトランプ支持者に自宅住所をネット上に公開されたり、放火予告を受けるなど事態はエスカレートしてしまったのだった。その後、
「どんだけ稼いで、どんだけ必死に働いても、アタシは自由なアメリカ人にはなれない。」
「アンタの支持する大統領をその座から追いやるまで、アタシは何百万人ものフォロワー達に投票を呼びかけ続けるつもりだ。」
と宣戦布告をしていたカーディ。それだけに、このたびのトランプ大統領の敗北には並々ならぬ喜びがあったようだ。
カーディは7日に更新したInstagram投稿で、その心境を次のように綴っている。
「キャンダスやシャピロ(保守派のコメンテーター、ベン・シャピロ氏)、『FOXニュース』のような共和党支持派のやつらはアタシをバカにして言いたい放題、アタシの『WAP』をけなしてた。やつらはバイデンがアタシを手先として利用してるだけって言ったんだ。」
カーディはさらに、トランプ氏が金を払ってラッパーやアーティストにサポートを頼もうとした事実に言及し、
「アタシはバイデンから1ドルも受け取っちゃいないよ。アタシはただ、彼という人間を知りたかっただけ。ファンに投票の重要性に目を向けて欲しかっただけ。」
と“潔白”を主張。カーディはまた、これまで受けてきた共和党支持者達からの数々の屈辱を晴らすかのように、
「職業を理由に誰かに見くびられるなんてことはあっちゃいけない。やつらはそうやってアタシ達から権力を奪おうとする。」
と“博識者達”を強く非難した。最後は
「自分自身の立場を生かした(そしてバイデン氏への支持を唱えた)セレブ達、そして彼に1票を投じた人達を、アタシはマジで誇りに思う。アタシ達は成し遂げたんだ!」
「アタシ達はみんな、“声”をあげることができるんだ!」
と綴り、“分裂”ではなく“結束”を望む人々による1票1票がバイデン氏の勝利を導いたことを祝福するのだった。
カーディによるこのたびの長文投稿には、
「あなたを誇りに思うわ!」
「カーディをバカにしたあいつらはいい気味だわ!」
「私にとっての大統領はカーディ、あなたよ!」
「ジョー(・バイデン)もきっと、今夜は『WAP』を聴いてるだろうね」
など1万件を超える共感の声が寄せられている。
画像は『Cardi B 2020年11月7日付Instagram「Couple of weeks ago I was getting chewed up by Trump supporters over this interview especially by miss Candace who has been degrading my name for 2 years straight.」、2020年9月20日付Instagram「Thank you all the DJ’s and radio stations !!!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)