ロックバンド・一風堂などの活動で知られるミュージシャンで音楽プロデューサーの土屋昌巳が、9月26日に亡くなったザ・ゴールデン・カップスのベーシスト兼ギタリストとして活躍したルイズルイス加部(本名・加部正義)さんとの思い出をツイッターに綴った。土屋は15歳で静岡から上京した時に加部さんがかけてくれた言葉が今も忘れられないという。
1970年代後半に「一風堂」を結成し、1982年の『すみれ September Love』(後にSHAZNAがカバー)が大ヒットした土屋昌巳。10代の頃はギター少年としてコンテストを荒らしまわるも、父親からはバンド活動を猛反対されていた。これに反発した土屋は静岡の実家を飛び出し、15歳で上京した。そして年齢を偽って憧れのザ・ゴールデン・カップスのバンドボーイに採用されたが、家族から居場所を突き止められ連れ戻されてしまった。しかし大学入学と同時に再び上京した土屋は、本格的な音楽活動を開始。『すみれ September Love』は大手化粧品メーカーのキャンペーンソングに抜擢され、一風堂の名は一般層にまで浸透した。その後バンドは解散し、ソロ活動とさまざまなアーティストのプロデュースを展開している。
その土屋がおよそ1か月半ぶりに『土屋昌巳 Masami Tsuchiya(tsuchiya_masami)ツイッター』を更新し、「先月26日加部正義さんが天国に召されました」から始まる追悼の言葉を綴っている。「紙袋をひとつさげた15歳の家出少年に加部さんは『いいじゃん、』とお声をかけてくれました」と明かし、この時から加部さんは自分にとって神様的な存在になった―という。その紙袋には土屋少年の夢や希望がたくさん詰まっており、