ウィリアム王子(38)が、地球の環境問題の画期的な改善策を提案した5団体(または人物)に総額5000万ポンド(約69億円)の賞金を授与する「アースショット賞」をローンチした。王子は後日、ウィンザー城で撮影した「TEDトーク」を配信し「我々世代における、最も偉大な才能で地球を修復しよう」と環境問題への取り組みを訴えた。
英時間8日、ウィリアム王子が「アースショット賞」のローンチを発表した。世界の環境問題を解決する革新的なアイデアを提案する5団体(人物)に、総額5000万ポンド(約69億円)の賞金が授与されるプロジェクトだ。
今後10年間、毎年100万ポンド(約1億4千万円)の賞金が5団体(人物)に授与され、2030年までには少なくとも50の主要な環境問題の解決策を見つけるそうだ。賞のノミネートは今年11月1日に開始され、2021年秋のロンドンを皮切りに、毎年異なる都市で授賞式が開催される予定だ。
賞金は慈善財団「ブルームバーグ・フィランソロピーズ」を含む、世界の大企業や富豪達からの寄付によって授与される。賞の審議委員には動物学者のデヴィッド・アッテンボロー卿、女優ケイト・ブランシェット、ヨルダンのラニーア王妃、歌手シャキーラ、宇宙飛行士の山崎直子を含む各国の著名人が名を連ねている。
現地時間10日、ウィリアム王子は「アースショット賞」に焦点を置いた「TEDトーク」を配信した。「TED」初の無料オンライン会議の一部として紹介された動画は、ウィンザー城の敷地内で撮影されたものだ。同会議は世界の気候危機の解決策を探求し、視聴者のアイデアを行動に移すことを目的とする。
「TEDトーク」で王子は、