このほどウィリアム王子(38)とキャサリン妃(38)夫妻がビデオ通話を行い、1月に大規模な山火事に見舞われた南オーストラリア州のカンガルー島にある地元施設の経営者や緊急対応要員らと対話した。現地の野生動物公園が保護したコアラもビデオ通話に参加し、ウィリアム王子夫妻と対面した。
ケンジントン宮殿のSNSにて現地時間1日、ウィリアム王子とキャサリン妃が南オーストラリア州のカンガルー島の住民達とオンライン公務を行った様子を動画で公開した。カンガルー島は今年1月に大規模な山火事に見舞われ、住民や野生動物、地域経済に多大な影響を与えた。しかも島には多くの野生コアラが棲息するが、火災により多くのコアラが犠牲になってしまった。
カンガルー島で「Wildlife Park(野生動物公園)」を運営するダナ・ミッチェルさんは、車に轢かれて同施設に保護されたコアラの“グレース(Grace)”と一緒にビデオ通話に参加した。ダナさんがグレースをカメラに近づけると、キャサリン妃は「見て! とても可愛いわ」と驚きの声をあげた。
ウィリアム王子はカメラに近づいてグレースの姿を確かめ、「とても世話が行き届いているようですね。グレースはそちらでとても素晴らしい生活を送っているように見えますよ」と話している。
タオルに巻かれた小さなコアラを抱くダナさんは「これが、グレースです。ここに来たのは、今からおよそ1か月前でした。体重もかなり増えているし、哺乳瓶が好きで、ほとんどの時間を寝て過ごしています」と紹介した。
ダナさんは火災で被害を受けた数百頭の動物のケアを行っており、