イギリスでのロックダウン一部緩和を受け、英王室ウィリアム王子が現地時間16日、約3か月ぶりに対面式の公務を再開した。この日は自宅からほど近い「キングズ・リン・アンビュランス・ステーション」を訪問、新型コロナウイルスの最前線で活躍を続ける救急隊員らに直接感謝の言葉を伝えた。
3月半ばの公務を最後に、自宅からビデオ通話などを利用したリモート公務が続いていたウィリアム王子。このほどイギリスでロックダウンが一部緩和されたことを受け、現地時間16日に対面式の公務を再開した。
ウィリアム王子がこの日訪れたのは、現在一家が自主隔離中のノーフォーク州アンマーホールの別荘からほど近い「キングズ・リン・アンビュランス・ステーション」だ。到着後すぐに検温と手の洗浄を済ませると、ウィリアム王子は同ステーションの救急隊員らとソーシャルディスタンスを保ちながら輪になって談笑した。他の地域の医療従事者と同様、こちらの救急隊員も3月から激務を強いられているが、隊員らは地元住民やローカルビジネスからの協力、またボランティアネットワークによるサポートを受けながら、ノーフォーク州、サフォーク州、エセックス州などおよそ620万人の住民の健康を支えている。そんな彼らが自身のメンタルヘルスや健康面などについて語ると、かつて「The East Anglian Air Ambulance」で救急パイロットとして働いていたウィリアム王子は、彼らの話に熱心に耳を傾けた。
時折、