火災によるコアラの生存数の減少や島の野生動物への影響、そして救出された動物を野生に戻し、自然の生息地を回復させるために行っている活動などについて述べた。
ウィリアム王子は「いつものように、オーストラリアのコミュニティ共同体意識についての話が聞けることは素晴らしいです。キャサリンと僕が、現地に行った時のようにね。オーストラリア人はお互いを気遣うのがとても上手だし、皆さんが力を合わせているのを見るのは、素晴らしいことです」と伝えている。
南オーストラリア州消防局のボランティアとして5週間の消火活動を行ったマイク・スウェイン大尉もビデオ通話に参加し、天候や火事の広がりの速さなど、地上の緊急対応要員が直面した困難について話した。
ウィリアム王子夫妻は、オーストラリア国防軍のダミアン・カントウェル准将や500個のミツバチの巣箱を失った養蜂家のピーター・デイビスさん、家と農場の基盤と家畜の半分を失った農家のステファニー・ウルストさんからも話を聞いた。
そして最後に、ウィリアム王子は「キャサリンと僕は、皆さんのためのサポートがあると聞いて嬉しく感じています。経済的な支援であれ、話をするだけであれ、どこかで支援を受けることができます。世界が普通の生活に戻った時には、キャサリンと僕が皆さんの元を訪ねて、カンガルー島を見学しますね」と彼らに伝えた。
なおウィリアム王子夫妻は、2014年4月のロイヤルツアーで当時8か月だったジョージ王子も一緒にオーストラリアを訪問している。
画像は『Duke and Duchess of Cambridge 2020年10月1日付Instagram「The Duke and Duchess of Cambridge heard from local business owners and first responders from Kangaroo Island」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)