海外発!Breaking News

writer : ac

【海外発!Breaking News】「息子を助けて!」小児の認知症を患う12歳少年の両親が訴え(米)<動画あり>

そのなかでこう綴っている。

「この病気は子供のアルツハイマー型認知症と同じです。コナーから『話す、飲み込む、歩く』といった能力を奪い、身体の痙攣を起こし、動けなくするのです。コナーはこの先、痛みや痴呆と闘わなくてはならず、やがては死んでしまうのです。」

「現在この病気の治療法はありません。私たちはコナーの発達の遅れは、自閉症スペクトラム障害だと思っていた…。でもサンフィリポ症候群との診断が下った以上、現実と向き合わなくてはいけないのです。コナーにとっては1分、1秒が貴重なのです。」

「この病気は子供を持つ親にとって悪夢です。コナーの弟のキーナン(Keenan)は、兄の容態が悪化するのを見ているしかないのです。」

「でも私たちは、希望を見出しました。テキサス州ダラスの『UTサウスウェスタン』の研究者がサンフィリポ症候群(C型)の子供への臨床試験を開始します。今まで行われたことがない遺伝子治療ですが、もしかしたらコナーや、同じ病気を持つ子供たちを救うことができるかもしれないのです。」

「ただ、この治療を受けるには途方もない資金が必要で、これがコナーの人生で最初で最後のチャンスだと思っています。」

「私たちのゴールは300万ドル(約3億1千万円)です。1ドルでもいい。あなたの協力が必要なのです! コナーのことをみんなに伝えて下さい。私たちは絶対これをやり遂げなくてはいけないのです。」

夫妻によるとサンフィリポ症候群は非常に稀で、大きな製薬会社は儲けが得られないことからあまり興味を示さないのだという。

「私たちや非営利団体が動くしかないのです。愛する我が子の時間が尽きる前にできるだけのことをしてあげたいと思っています」―そう力強く語る夫妻は、コナー君について知ってもらうためにYouTube動画を制作している。

父や弟と森を散策するコナー君(画像は『Yahoo News Australia 2020年10月25日付「‘100% fatal’: Family’s fight to save boy, 12, with ‘kids Alzheimer’s’」(Source: Supplied)』のスクリーンショット)

また今月21日にはペンシルベニア州フィラデルフィアの地元メディア『CBS Philly』でもコナー君のことが取り上げられ、数日で15万ドル(約1560万円)の寄付金が集まった。サイトには、このような温かい応援メッセージが寄せられている。

「私の5歳の孫も昨年、同じ病気と告知された。あなたの家族の気持ちはよくわかるし、愛を感じるよ。病気で寿命が短くなるなんて、こんな残酷なことはない。あなたの家族の動画を観て涙が止まらなかった。でもあなたは1人じゃない。私はあなたたちをサポートするし、コナー君のことをずっと見守っているよ。コナー君は私のスーパーヒーローだ。」
「負けないで。臨床試験が受けられるよう祈っているよ。」
「この話は多くの人に希望を与え、病気を知ってもらういい機会になると思う。病気の治療法が見つかることを願っている。」

画像は『Mirror 2020年10月26日付「Boy, 12, with ‘childhood dementia’ desperate for ‘one chance to change his fate’」(Image: Cure Sanfilippo Foundation)』『GoFundMe 2020年10月7日付「Save Connor」』『Yahoo News Australia 2020年10月25日付「‘100% fatal’: Family’s fight to save boy, 12, with ‘kids Alzheimer’s’」(Source: Supplied)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

母や弟と一緒のコナー君(画像は『Yahoo News Australia 2020年10月25日付「‘100% fatal’: Family’s fight to save boy, 12, with ‘kids Alzheimer’s’」(Source: Supplied)』のスクリーンショット)

1 2