それらを通じて人々に希望を与えたり、何かしらのアクションを起こすきっかけとなるような力強いコンテンツの提供に尽力していきたい―と抱負を明かしている。
ロイヤル&ハリウッドという2つの強力なバックグラウンドを持つ夫妻と契約を結んだ「Netflix」の幹部テッド・サランドス氏も、声明のなかで次のように夫妻を高く評価した。
「ハリーとメーガンは、その信頼性や前向きで楽観的な姿勢、またリーダーシップで世界中の多くの人々にインスピレーションを与えてきました。そんなお二人が作品を通じてメッセージを表現する媒体として『Netflix』を選んでくださったことを、我々は大変誇りに感じています。そして世界中の視聴者のレジリエンス(立ち直る力)を高めたり、互いへの理解を深められるようなストーリーをお二人と伝えていくことを楽しみにしています。」
一部報道では、すでに女性をフィーチャーしたアニメシリーズやネイチャードキュメンタリーなどの制作が着手されているとも伝えられており、夫妻の作品が世に出る日もそう遠くなさそうな気配である。
ちなみにヘンリー王子・メーガン妃夫妻と親交のあるオバマ元大統領夫妻も、大統領退任後に「Netflix」と複数年にわたる契約を結びドキュメンタリー作品を世に送り出している。同社との契約金は「複数年で“8桁”、しかも上の方」、つまり7000万ドル~9000万ドル(約77億~100億円)ほどであったことが明らかになっており、ヘンリー王子・メーガン妃夫妻も同様、あるいはそれ以上の契約内容である可能性が強そうだ。
なおヘンリー王子・メーガン妃夫妻は今年6月、大物司会者オプラ・ウィンフリーやクリントン元大統領夫妻、オバマ元大統領夫妻らをクライアントに抱える大手スピーキング・エージェンシー「ハリー・ウォーカー」とも契約を結んだばかり。ここ数か月間は主にロサンゼルス界隈を中心にボランティア活動に励んできた夫妻だが、今後は講演や映像関係によるメディアへの露出も少しずつ増えていきそうだ。
英コテージ改築費用とサンタ・バーバラに購入したばかりの豪邸のローン返済というシビアな現実問題に直面しているヘンリー王子とメーガン妃だけに、このたびの大型契約には心底胸をなで下ろしていることだろう。
(TechinsightJapan編集部 c.emma)