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writer : tinsight-masumi

【海外発!Breaking News】「精神疾患を持つ人が警察に殺害される可能性は16倍」のデータ 拳銃自殺を図った男性、特殊部隊に射殺される(米)

先月1日にテネシー州の裁判所に訴訟を提起したが、今月に入ってから彼女の意志により訴訟を連邦裁判所へと移したようだ。

コリアーヴィル警察側の弁護士であるエド・マッケニー氏(Ed McKenny)は、今回の件について状況は避けられなかったとし、警察の対応とデイヴィッドさんを射殺したオースティン・ワゲスパック巡査(Austin Waguespack)について次のように擁護した。

「これは非常に厳しい状況だったと言えます。ホール氏は銃を持っており、ワゲスパック巡査と他の警察官は『当時の彼は興奮して怒っているように見えた』と話しています。あの時ホール氏は、彼の妻と他の警察官に対して危害を加える危険がありました。」

「銃を捨てるよう指示を出してから5秒も経たずに発砲したとありますが、相手が銃を持っている時の5秒間というのは決して短い時間とは言えないのです。私達はご家族に対してお悔やみの気持ちを持っているとともに、この結果は残念だと思っています。しかしホール氏は誰かを傷つけていたかもしれないのです。」

ちなみに米トリートメント・アドボカシーセンター(Treatment Advocacy Center)の2015年の調査で、警察が対応する事態に直面した深刻な精神疾患を持つ人は、精神疾患のない人と比較して警察によって命を奪われる可能性が16倍も高いというデータが発表されている。

また『Washington Post』が2015年から調査を行っているデータでは、アメリカ国内で警察官によって命を奪われた人の約4分の1が精神疾患を患っていたとのことだ。昨年だけでも999人が警察官に殺害されたが、そのうち197人が精神疾患を患っていたことが明らかになっている。

今回亡くなったデイヴィッドさんは白人男性で、彼を知る友人達は思慮深い穏やかな男性だったと話している。

画像は『WMC Action News 5 2020年7月14日付「Collierville woman sues town, officer for fatal shooting of husband」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

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