夏の暑さが本格的になってきたが、今年は新型コロナウイルス対策のためマスクを着用することでさらに暑く感じる。厚生労働省は熱中症予防のため屋外で周囲の人と2メートル以上離れていればマスクを外すことを推奨しており、状況に応じた配慮が必要だ。教育評論家の“尾木ママ”こと尾木直樹氏は7月30日にブログで、家庭や学校でも子どもに熱中症を予防するための「マスクとの付き合い方」を教えるように呼びかけた。さらに尾木氏はこの暑さなので、学校の教室ではエアコンのスイッチを入れるよう訴えている。
かねてから学校にエアコンを設置するべきだと主張していた尾木直樹氏。2018年7月24日にはブログで「自治体任せではなく国が率先してエアコンの設置を進め学習・生活環境整備に力を入れるべき」、「学校は豪雨被害など緊急時の避難所でもありその整備にもなる」といった趣旨を訴えており、さらに菅官房長官が記者会見で「猛暑対策として夏休み延長を検討する。クーラー設置を来年までには完了する」と表明したことを取り上げていた。
学校におけるエアコンの設置は一定進んだものの、この夏は新型コロナウイルス対策が加わって暑さ対策はさらに大変だ。尾木氏は6月11日に「30度超える猛暑の中 教室のドア突破らって風通しよくしても 何故エアコン入れないの!」と今度はエアコンの使用状況について訴えた。ウイルス対策で「3密」を避けるため窓を開けて風通しをよくするので、エアコンは使わないと判断する先生もいるのだろう。
尾木氏は「恐らくクラス担任によって違うのではないでしょうか?」と考えており、緊急事態で心身ともに疲れている子どもたちを気遣って「エアコンのスイッチ入れてやれないのでしょうか?」、「子どもたちのことより大切なことって学校にあるのでしょうか?」と疑問を呈した。
そうしたなか夏本番を迎え、