涙ぐんだ。
「母が俺の命を救ってくれた。親父は俺を中絶して欲しかったんだ。俺の命があるのは母のおかげだ。親父は忙しい人だったから、もしかしたらカニエ・ウェストは存在しなかったかもしれないな。」
カニエは「中絶は合法であるべきだが、政府は出産した人に最大限の支援をすることだ。100万ドル(約1億700万円)を与えるなどして」と主張した。
カニエは今月初めに人工妊娠中絶反対のツイートに批判が殺到し、即削除している。カニエはこれまでにも問題発言をしてきたが、2018年には妻キムがカニエの暴言を擁護し「夫は自由な考えの持ち主であり、自分の意見を言う権利がある」とツイートしていた。カニエは双極性障害を患っていると明かしており、2016年にはツアーキャンセル後に救急搬送されている。
そんなキムも、今回のカニエの発言には気分を害したようだ。『Entertainment Tonight』の情報筋は、次のように語っているという。
「カニエは、自分を助けるために説得しようとする人の話も聞きません。キムは昨日の暴言でカニエに怒りを覚えています。特に中絶の可能性やノースちゃんを出産しないことについて話したことです。」
「キムはノースちゃんが成長した時、このことを知ることになると分かっている。それに心を痛めているのです。」
「最終的に、カニエが自分自身とブランドや家族にこれ以上のダメージを与える前に、大統領選出馬をあきらめるようにと周囲の人達が望むことになるでしょう。」
スピーチでは奴隷解放や女性解放に尽力したハリエット・タブマンについて「ハリエット・タブマンは実際に奴隷を解放していない。彼女は奴隷を白人のために働かせただけだ」と発言、一部の観客からは「今すぐここを出るぞ」「勘弁してくれよ」といった反発の声があがっていたという。
画像は『Kim Kardashian West 2019年12月17日付Instagram「Diddy’s 50th Birthday」、2020年3月4日付Instagram「OMG Kanye’s Yeezy Season 8 show in Paris last night was so special!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)