新型コロナウイルスの感染者数が世界最多のアメリカ。マスクを着用しないままビーチやパーティーへ繰り出す無責任な人も少なくなく、その状況を多くのセレブ達も嘆き悲しんでいる。そんななか、昨年9月に来日したブラッド・ピットが、日本人のマスク文化を称賛した記者会見での動画が最近になってメディアを賑わせている。
アメリカでは全国的な規制の一部緩和にともない、マスクを着用せずに外出する人の姿があちこちで見られるようになった。5月末のジョージ・フロイドさん殺害事件後の抗議デモ活動や、今月4日の独立記念日パーティーなど、大勢の人々がマスクを着用せずに一堂に会する場面が度々メディアで取り上げられており、米西部時間5日午後8時現在のアメリカ国内の感染者数は288万人超、死者は12万9900人超という恐ろしい数字が出ている。
最近ではそのような目に余る光景にフラストレーションを隠しきれないセレブ達が、自身のSNSを通じてマスクの着用を呼びかけている。女優のジェニファー・アニストンは黒いマスクを着用したセルフィーをアップし、次のように綴っていた。
「マスクって不便だし、快適じゃないのもわかるわ。でもビジネスがシャットダウンしてしまうことの方が深刻だとは思わない…? 仕事は失われているし…医療従事者の皆さんの疲れはピークに達している。私達の協力が十分じゃないから、ウイルスによってたくさんの命が奪われてしまっているわ。」
「私達の国には、感染者の上昇を抑え互いの安全を保つために必要な行動を取ることを拒んでいる人が多く存在するわ。マスクの着用は、“自分の権利が奪われることだ”って心配してる人がいる。(マスクを着用すべき、という)このいたってシンプルかつ効果的な勧告が、人々の命を犠牲にして政治に結びつけられているわ。そもそもマスク着用は、論議すべき事柄じゃないのに。」
「人間の命を大切に思うなら、お願い…マスクを着用して。周囲の人にもそうするように呼びかけて。」
ジェニファーのこの投稿には、