医師は手術後の会見でこう述べていた。
「アリヤ君は始終冷静で、手術前には『心の準備はできてるよ』と笑顔を見せていた。手術をすることを心待ちにしていたようだ。2週間の入院後、退院が可能だ。」
「手術は今後、胸、腹部、脚、臀部の順番であと4回予定している。手術の間隔は3~6か月で、全て終了するには2~3年かかる。次の手術は皮膚を切除するだけでなく、胸を形成する必要があるので、今回よりも難しく時間もかかるだろう。ただアリヤ君は手術に前向きのようだ。」
一方のアリヤ君は手術後、次のように語っている。
「運動する時にたるんだ腕の皮膚が擦れるし、邪魔で仕方なかったんだ。だから手術が成功してとても嬉しいよ。これからは半袖のシャツも着られるようになるし、自分に自信がついたよ。」
そして記者から「過去のあなたの等身大パネルを見るのは恥ずかしい?」と質問されると迷わず「ノー」と答え、「過去は過去。それをバネに前に進むしかないね」と非常に前向きな言葉を返した。その表情は「僕はここまで頑張ってきたんだ。もう二度と“世界一の肥満児”と呼ばれることはないよ」という自信や強い意志で溢れていた。
なお2回目の手術は、新型コロナウイルスの拡大により延期になったままだが、アリヤ君は今も適度な運動と規則正しい食事で体重を維持しているそうだ。
画像は『Sinfo News 2019年6月17日付「Aria Permana Butuh Dana Ratusan Juta untuk Operasi Kulit Bergelambir」』『LINE TODAY 2020年1月27日付「Perjuangan Arya, anak obesitas yang berhasil turunkan bobot 110 kg selama 3 tahun」(Foto: Kompas)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)