顔の半分がグレー、もう半分が黒と真ん中できっちり分かれたツートーンカラーの大変珍しい毛色、そして美しいブルーの瞳をもつ雄ネコ“ナルニア(Narnia、3)”はインスタグラムで大人気だ。そのナルニアには何匹もの子供がいるが、昨年に誕生したきょうだいネコの毛色がSNSを中心に話題になっている。『Daily Mail Online』『Bored Panda』などが伝えた。
ナルニアは2017年3月28日にフランスのパリでブリーダーのステファニー・ヒメネスさん(Stephanie Jiminez、34)のもとに誕生し、現在はイギリスで暮らしている。ナルニアの特徴は、きっちりと顔の半分でグレーと黒に分かれたその毛色と青い瞳だ。この瞳の色は白い猫に見られ、有色の猫にはほとんど発現しないという。ステファニーさんはナルニアが誕生した時のことを「とても驚いたわ。でも同時に、ナルニアは特別だってすぐに分かったの」と語っている。
ナルニアの大変珍しい毛色やその瞳の色から当初、ひとつの個体が2セットの遺伝子を持って生まれる「キメラ遺伝子」を持ったネコと考えられていた。しかしナルニアの遺伝子検査を行った結果、DNAは一つしか確認できずキメラ猫ではないことが明らかになった。ナルニアになぜこのような毛色が出現したのかは、遺伝子的に謎のままだという。
そんな不思議な魅力でいっぱいのナルニアだが、3歳になった現在は成熟した雄ネコとしてパートナーの“ベラ”との間に何匹もの子供を持つ父親でもある。
昨年、ベラとの間に誕生したきょうだいネコの“プラダ(Prada)”と“フォニックス(Phoenix)”は、