駆けつけた人がフランキー君に心肺蘇生法を施したものの息を吹き返すことはなかった。
その後の検死解剖で、フランキー君は顔や首、胸を中心に54か所も噛まれており、頭には犬の攻撃から逃れようとした時にできたと思われる15センチ×14センチの大きな傷があったことが明らかにされた。また頭皮組織の一部が噛みちぎられており、耳は頭部から1本の皮でぶら下がっている状態だったという。
この事故を受け、ウィンストンはすでに殺処分されており、6月9日に行われた裁判ではトーニーに懲役2年、サディに懲役3年の有罪判決が下った。またサディにおいては10年間、犬を飼うことが禁じられた。
事故当時、すぐ近くのトレーラーハウスにはフランキー君の祖父母も滞在していたことが分かっており、このニュースには「なぜ9歳の子供を過去に問題を起こした犬と一緒に置き去りにしたのか。防げた事故だけにやりきれない」「母親はこのトラウマを一生背負っていかなければならない。悲しい事故」「自分はドラッグや酒を飲み、子供にゲームを与えて放っておくとは…。しっかり罪を償うべき」「2年や3年では刑が短すぎる」「可哀そうに。子供は親を選べないからね」「なぜ犬の事故が減らないのか。心が痛む」といった声があがっている。
画像は『The Sun 2020年6月9日付「SAVAGED Dog owner and mum who left ‘special’ son, 9, alone in caravan to be mauled to death by bulldog to go partying is jailed」(Credit: Wayne Perry – The Sun)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)