米アーカンソー州の静かな住宅街で先月下旬、9歳の男の子が放し飼いになっていた2頭のピットブルに襲われ死亡するという痛ましい事故が起こった。警察は近所に住む25歳の男を逮捕したが、一瞬にして命を奪われた男児の家族は「防げた事故だけにやりきれない」と涙に暮れているという。『Metro』『The Sun US』などが伝えた。
米アーカンソー州フォークナー郡マウントバーノン(Mount Vernon)の住宅街で先月28日朝、ロビー・テイラー君(Robby Taylor、9)が郵便受けの郵便物を取りに行ったまま行方が分からなくなった。母親のリンジーさん(Lyndsay)はロビー君が戻ってこないのを心配して探したが見つからず、午前9時15分にフォークナー郡保安官事務所に通報した。
リンジーさんは、当時のことをこう振り返っている。
「郵便物を取りに行っただけなのに時間がかかりすぎると思って、外に様子を見に行ったのですが息子は見当たりませんでした。ただ近くの空き地から、犬が数頭走り去っていくのが見えました。」
その後、ロビー君はリンジーさんが犬を見かけた空き地で女きょうだいによって発見された。ロビー君は犬に襲われた形跡があり、保安官らが現場に向かったもののその場で死亡が確認された。
保安官事務所はその日の午後、近くに住むトレイ・ワイアット(Trey Wyatt、25)を逮捕し、