わずか1歳と2歳の娘を車内に15時間も放置して、友人らとパーティを楽しんだ19歳の母親。幼い子の泣き叫ぶ姿が脳裏に浮かぶことはなかったのか。戻って来た時にはすでに娘たちの意識はなく、翌日に病院で死亡した。
英『Daily Record』や米『KABB: San Antonio News』が伝えたところによると6月6日の夜、米テキサス州カー郡に暮らすアマンダ・ホーキンスは1歳のブリンちゃんと2歳のアディソンちゃんを車内に放置したまま、16歳の男友達と一緒に別の友人宅へパーティに出かけた。
娘たちに飲み物や食べ物を一切置いておくこともせず、空腹と暑さで泣き叫んでいたであろう間、母親は夜通し友人宅にいた。ある友人が「娘を連れておいでよ」と伝えるもアマンダはそれを拒否し、車に戻ったのは翌日の午後になってからだったという。
15時間放置されたままの車内温度は33度にまで上がり、娘たちは意識不明となっていた。ところがアマンダは、育児放棄の罪を問われることを恐れて隠蔽を図った。一旦自宅へ戻り子供たちの体を洗い、新しい服に着替えさせたのだ。
その後、カービル市内にあるピーターソン地域医療センターへ連れて行き、医師に「地元の公園で子供たちが走り回っていて、花の匂いをかいだ後に意識を失った。毒か何かにやられたのだと思う」と嘘をついた。ブリンちゃんとアディソンちゃんは後にこの医療センターから大学病院へ搬送されたが、8日に生命維持装置を外され数時間後に息を引き取った。