このホームレス男性はマイケルさん(Michael、30)で、彼は薬物に溺れてホームレス生活をするようになってしまったそうだ。動画ではジェイソンさんがマイケルさんにホームレス生活から抜け出すように諭す様子があった。
ジェイソンさんは今でこそセレブのヘアスタイルを手がけるほどの実力の持ち主だが、実は16年前に薬物依存で苦しんだ時期がある。現在は「メンズ・グルーマー財団(THEMENSGROOMER FOUNDATION)」を運営し、同じように薬物依存で苦しんでいる人やホームレスの人達の支援しているのだ。
ジェイソンさんは今もボランティアスタッフとともにロサンゼルス市内でホームレスの人達のヘアカットを無料で行っているが、ジェイソンさんはマイケルのさんのことが気になるのか、彼の動画を先月8日にInstagramに再度投稿して次のように綴った。
「薬物依存で苦しんでいるマイケルの動画を再度投稿します。すでに動画を見た方もいるかもしれませんが、どうしても伝えたくて…。これがうちの財団がしている全てなんだ。誰かのヘアカットをするために私達は街に出て、誰かの人生を変えるために言葉をかけている。彼が立ち直って安全な状態になるためにも我々はやる気に満ちているんだ。」
すると動画を見た多くの人から、マイケルさんに対して「彼は映画スターのようだね」「まるでモデルのようだ」といった声があがり、アパレル会社からも「この男性はどこにいるのですか? 私達は彼をモデルにしたい」とオファーが届いた。これにはジェイソンさんも「ありがたいよ。彼のリハビリの準備が整ったらあなたも支援することができるよ」と返している。
ジェイソンさんのコメントからマイケルさんがまだ薬物依存の治療を受けていないことがうかがえるが、彼を応援する声は日増しに大きくなっている。いつかモデルとして人生の再スタートを切るマイケルさんの姿を目にする日も、そう遠い日ではないかもしれない。
画像は『Metro 2020年5月6日付「Homeless man ‘looks like a model’ after free makeover」(Picture: @prophetmuscle/TikTok)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)