『Mirror』は「遺体の手が動いたのは腐敗の一過程であり、決して珍しいことではない」として、オーストラリアにある遺体の腐敗や化石化について調査研究するタフォノミー施設「Australian Facility for Taphonomic Experimental Research」が行った研究例をあげた。
同研究所がシドニー郊外にあるボディ・ファーム(死体農場)で行った研究では、身体のそばにあった腕が時間とともに広がっていく様子などがタイムラプス動画で捉えられ、人間は死後1年以上経っても動くことが明らかにされたという。そしてこの研究に携わったアリソン・ウィルソン氏は昨年、メディアのインタビューに応じ「遺体の腕の動きは目を見張るものがある。腕が動くのは靭帯の乾燥など、腐敗やミイラ化の過程に深く関連しているようだ」と語っていたのだった。
ちなみに2018年には南アフリカで、33歳女性が死亡後に棺桶の中で出産し話題となった。専門医は「遺体の腹腔内にガスが蓄積し、その圧力によって子宮から胎児の遺体が体外に押し出された“棺内分娩”の可能性がある。また死後に筋肉がいったん弛緩し、その後硬直することも関係しているのではないか」と見解を述べていた。
画像は『Mirror 2020年5月14日付「Terrifying moment corpse ‘waves’ from inside coffin sparking ‘buried alive’ fears」(Image: ViralPress)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)